** Hongkong R/C Report **

藤原 繁樹 (香港在住)


香港R/Cレポート VOL.1

 香港に駐在し早や5年、隣接する中国に工場を構えています。
こちらでのR/C事情は一言で言えば ‘‘何でもあり’’ という所です。
香港での生活がようやく慣れてきた4年程前に (やっぱりR/Cやりたい) とい う気持ちを押さえ切れず、まずは専門の模型屋さん探しからのスタートでした。
馬鹿にしていたとはいえ、やっと見つけた模型屋さんは ‘‘何でもあり’’ 。
日本はもとより、アメリカ、ヨーロッパ、そして中国製とおよそ私の欲求を満たす物 はそろっていました。 そして何より安いのです!!
貿易自由港の香港の特色を生かし、又中国製完成機体の格安価格設定で(出来はそれ なりですが)日本の価格に慣れた私は驚きの連続でした。

 ここ香港でR/Cを趣味に持つという事は現地の人にとってはかなりの金持ちの遊び という事になります。
飛行場に行く為の車が必要なわけですが、車を持てること事体、結構な金持ちの部類に入ります。
クラブ組織はエンジンの飛び物で2つ、グライダーが1つ、エンジンカー、電動カーのクラブもある様です。
私もクラブへ所属していますが、このクラブへの所属までのいきさつは次回のお楽しみという事にて今回はこの辺で失礼させて頂きます。................続く


香港R/Cレポート VOL.2  (Updated: August 15, 1996)

 模型屋さんが見つかり、次は飛行場探しです。
聞く所によると中国との国境に近い元朗(ユンロン)という町外れの広大な埋め立て地でこぞってフライトしているとの事。
早速行ってみましたがそこは郊外のベッドタウンで高層アパートが何件も建築中の”ここが香港?” と見まがうばかりの広大な場所でした。

 飛行場へ最終的に入る道が言葉に表せない程ひどく、一昔前の表現なら ”サファリ ラリーのコース”がぴったりの感じです。
一度途中で止まってしまったら二度と抜け出せない様なぬかるみを走り埋め立て地のまた真ん中あたりへ行くと、いるいる約30名位のフライヤーが飛行機、ヘリコプターおりまぜてフライトさせています。
それも10機位同時に!!!!!この場所は政府管轄の埋め立て地で、本来は立ち入り禁止なのですが、誰構うことなくそして誰が管理するでもなくただ飛ばしたい人が集まり、フライトしているだけの為、ゴミは捨て放題でただ広大さだけが取り得といった場所でした。

 香港では電波管理法など遵守する訳もなく、”何でもあり” で、30名位全員が異なったバンドにしています。
一応飛行場に到着した時点で周波数管理シートなる物に自分の周波数を記入しますが、もしすでに先約がいると早速クリスタル交換にてすぐに自分一人の世界へ入り込める算段です。
日本の習慣に慣れた私には到底それを理解することが出来ず、又F3Aフライヤーのはしくれである私にはとてもその様な中でフライトは出来ないと判断し、以下の結論を出しました。

”日の昇らないうちに飛行場に着き、日の出と共に飛ばそう” と。
かくして日曜日は特に夏場などは朝4時にアパートを出て、日の出と共にフライト。
人の集まってくる 午前10時頃には退散というほとんど体育会系のノリでフライトしていました。

しかしながら敵もさるもの、日中は30名程が集まる場所ゆえ、私と同じ様な事を考えるのはいるもので日の出と共にフライト組がけっこう多くなってしまい、

  [これではいけない。 もっとまともな場所はないのか?]

というジレンマに陥り、他の模型屋やフライヤーにたずねましたが彼らの回答は一様に、

”こんな広くて自由な場所があるのになぜ?”

という物だけでした。 彼らには私の気持ちは分かってもらえない。
日本の飛行場の条件、マナーは彼らには分かるべくもないのです。そうこうしている間に1年が過ぎ、あるフライヤーより、[HONG KONG MODEL ENGINEERIG CLUB]なるクラブがあるが規約が厳しく、入会金や年会費をとられるとの事。 願ってもない話です。
私にすればそんな事当たり前として考えていましたから。

やっとの事でクラブの世話人とコンタクトが取れ、話をした所、[WELCOME]との返事。
かくして私の体育会系のフライトは終わりをとげたのでした。
続く。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


E_Mail:Tomonori Hisao tomo@vit.or.jp

Return to back

Return to index