「YSのフロントリングにひと工夫」



●F3Aの必須アイテム、YSのフロントリング。この中には「ゴーヤーちゃんぷるー」こと、ソルボセイン制振ゴムが入っています。
結構過酷な状況で使用されるので、交換やメンテも必要です。




●使用してて、ガタが多くなった・・・とメンテの際に一工夫してみます。制振ゴムをよくみると、「当たり場所」がああり、
そこが磨耗しています。(この画像のはそれほどひどくないですが)この場合、捨てちゃいますよね。
ちょっと待った!エコブームの昨今、捨てるのはまだ早い。再生利用もやってみましょう。




●まずは、新品を使用します。もちろん、YS純正パーツとしても販売しています。私は東急ハンズで友人に買ってもら
いました。1シート買っておけば、一生分あるかも?くらいの分量なので、仲間と分けてはいかが?
それをイボイボ2列くらいで切ります。このとき、リング内径+5mmくらい長くします。なぜか?
つまり、リングにガタがくると、ついついエンジンの「首」にテフロンテープを重ねて巻きます。しかし、これだと
ガタはとれますが、根本的に外形にむかって大きくなっていて、ゴムを圧縮することになります。だんだん太くする
と、今度は「首」とリングが当たってきます。これではだめ。
ゴムを約5mmくらい長くすると、外から締める方向になり、いい按排の締め具合になります。約5mm長い、という
ことは、円周率からみれば、直径約1mmくらい締めた(小さい)ことになります。
なお、エンジンの「首」のところのテフロンテープの重ねは、1.5-2回くらいです。(YS純正テープ)




●再生利用ですが、ゴムを外してみると、当たり場所は1-2箇所くらいに当たっていることがわかります。
この部分をズラせて付ければ、当たっていないところが使える、というワケ。
このほか、当たっているところを切り落とし、良い部分を2つつないだりして2個イチにしてもOK.つまり、ゴムなので、
”その長さ”があればOKってこと。こうすればムダが無いし、捨てることも少なくなります。




●入れるときはちょっと手間取りますが、慣れてしまえば現場でさっさとできます。


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