スケール機小ネタ。
Ikegami's RC Report /池上的遥控模型報告


ご存知のとおり、今はスケール機にハマってます。局地戦闘機・三菱J2M3「雷電」を作りました。で、2車輪
式のスケール機ではとうしても「つんのめり」に悩まされます。もちろん、滑走路の凹凸でつんのめってしまう
のはいたし方ないですが、それでも出来るだけ「つんのめり」は防ぎたいものですよね。で、いくつかアイデア
を実践してみたら、意外に効果がありました。(私はFF10なのでそれより高級機種だと簡単にセットできます)

1・引込脚取り付けの後ろ側にベニヤをはさんで脚を少し前に出す。
これはみなさんやっていると思います。あんまりやりすぎると、スケール感が損なわれるし、脚の収納にも影響
が出ます。60−90クラスだと、3〜5mmくらいが良いです。




2・アクロ機のリンケージを応用する
つまり、普通の飛行舵角は50−60%くらいで、離陸タキシング時、着陸時には、エレベータをキックUPにし
ます。そのとき、エレベータが40度以上UPになるようにサーボホーンの位置を決めます。
そうすると、当然舵が敏感になるのでEXPを多めに入れます。通常飛行の際にエレベータスティックを引いてみ
て、D/RのスイッチをONにしてみて、概ねその位置か少し大きいくらいにセットします。
通常飛行はDRが50−60%(機体によっては40−50くらいかも)なので、エレベータサーボは日本のメー
カーのデジタルサーボやBLなどの少し良いサーボを選びます。要するに電気的に動作幅を狭めているので、精度
の良いサーボのほうが使いやすいんです。

・・・・ここからがポイント。

エレベータをフルUPにしたら、エレベータが40度以上UPになるのですから、機体後部をプロペラ後流が押さえ
てくれ、つんのめりを防いでくれます。
エレベータをスポイラーのように使うわけです。
着陸態勢に入ったらD/RのスイッチをONにし、着陸。減速したらエレベータをフルUPにすると、エアブレーキ
の効果もあり、つんのめがかなり防げます。もちろん、減速していないとまた浮き上がって失速墜落になります
ので、接地〜滑走、減速してからが鉄則です。







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